求人
リエゾンドライビングスクール 校長
Kazuto Tanigawa

Message

採用責任者より

ずっと昔のことになりますが、ここに来る前、私は長距離トラックのドライバーをしていました。関西と長野を往復する体力的にも厳しい毎日に、この仕事をずっと続けていくのは難しいと感じて転職を決意。ちょうど求職欄に教習所の指導員という仕事を見つけ「このままドライバーを続けていくより楽そうだな」と思って入社しました。最初は全然ダメな指導員でした。でも、もっと教習生の皆さんに指名してもらうにはどうしたらいいかと考えながらやってきて、その後営業職なども経験し、今は校長をやっています。私がこんな感じですから、立派な入社動機や理由なんて必要ないと思っています。ただ、向上心を持って、一つひとつの仕事に真剣に向き合えるか。その点だけを期待したいですね。

長年この仕事をしてきて思うのは、教習生の皆さんの「運転技術の上達への近道は 緊張せずにリラックスして教習を受ける」ということです。 もちろんルールやマナーはしっかり理解してもらう必要があります。ハンドルを持つ位置やブレーキ・アクセルの踏み方などを教えてもらうことは、もちろん大切ですが、何よりも、一回一回の教習で緊張することなく楽しんで運転することです。 そうすれば、自然に上達していく。卒業していった教習生たちも、検定試験の時が一番運転が下手なんですよ。隣に検定員が乗車してルートを指示するほかは一切しゃべらず、ひたすらチェックしているわけですから、緊張もしますよね。中にはなかなか合格できない方もいますが、それは運転が難しいのではなく、過度に緊張し、実力が発揮で出来ない状態に陥ってしまい合格できないだけなんです。

だからもし、毎回の教習でも指導員が隣であれこれ口を出したり、ダメ出しをして委縮させているのだとしたら、それはむしろ上手くなることを邪魔しているだけ。 世の中の教習所の中には、スーツにネクタイを締めた「教官」が厳しく指導しているところもあると思いますが、私は逆効果だと思います。ゴルフやテニスのインストラクターがウェアに身を包み、スキューバダイビングのインストラクターがウェットスーツで指導するように、ドライビングに適した服装で指導するのがベスト。ネクタイなんて、必要ありませんよ。

いかに普段通りに、隣に家族や友達を乗せている感覚で運転してもらえるか。世間話をしながらリラックスしてもらい、優しく見守りながら自分で上達のポイントに 気付けるようなアドバイスをしてあげられるか。一人ひとりの状態をよく観察し、こちらから心を開いて声を掛けてあげることで、きっと相手も心を開いてくれるでしょう。インストラクターでも、営業でも、相手に対して親切心を持って誠実に応対できる優しさがあれば、リエゾンドライビングスクールで活躍していただけると確信しています。皆さんと一緒に楽しく働けることを、楽しみにしています。